仁楡会病院
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泌尿器科の病気



腫瘍疾患
前立腺がん
前立腺疾患には大きく分けて3つあります。まず前立腺炎、そして前立腺肥大症、もうひとつが前立腺がんです。
前立腺がんは欧米では男性がかかるがんでは一番多く、死亡率も肺がんについで二番目の多さで、最近日本でも増加傾向にあります。
前立腺がんは進行してくると肥大症と同様の排尿障害等の症状が出てきますが、初期にはほとんど症状がなく、以前は、早期発見が難しいがんでした。
今では、血液中のPSA(前立腺特異抗原)という、前立腺でつくられる蛋白質を調べることにより、症状のない初期の段階から前立腺がんの可能性をチェックできるようになっています。
前立腺がんの検査は他に、直腸内指診で前立腺の大きさ、硬さ、表面の状態などを、超音波検査で、大きさ、形、内部構造などを調べ、これらの結果を総合的に判断し、確定診断のための生検をするかどうか決めます。
生検とは組織を直接採取して調べる検査で、前立腺の場合は超音波画像を見ながら、針を刺して組織を採取します。一般に6~12ヶ所に針を刺します。採取した前立腺組織は、顕微鏡で観察してがん細胞がないか調べ、あった場合、がんの悪性度を調べて治療法決定の参考にします。
もし生検でがんが見つかったら、周辺臓器への拡がりを見るため、CTやMRI検査を、また、転移しやすい骨の状態を見るために、骨シンチグラフィという検査を行います。
前立腺がんの治療法には、大きく分けて「手術」、「放射線療法」、「内分泌療法」があり、どの治療法を選ぶかは、PSA値、悪性度、進行度、年齢などによって異なります。
最近は、PSA検査の普及により、がんが前立腺内にとどまる「限局がん」が増えており、この場合は手術や放射線療法で根治を目指しますが、前立腺外に拡がっていたり、転移がある場合や、高齢者の場合は、内分泌療法が中心となります。



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